相談事例

(12)詐欺が疑われるショッピングサイトでのトラブルに関する相談

海外インターネットショップで商品を購入し、お金は支払ったが商品は届かない、お店に連絡しても返事がない、という相談が寄せられています。もし、買ったお店が悪質業者だった場合は返金が望めないため、購入前の確認が重要です。

相談概要

海外の楽器販売サイトで音楽機器をクレジットカードで購入しようとしたところ、「海外からの購入では入金方法は銀行振り込みになる」とメールがきました。購入前には商品について親身に相談に乗ってもらったこともあり、指定された口座(海外の銀行)に送金しました。すると商品も発送されず、それ以降連絡が取れなくなりました。海外通販では日本に比べて返答が遅いことが多いようで、そこまで疑ってはいなかったのですが、ここでショップサイトの不審な点に気付きました。電話番号で検索をかけてみると、家具にオーディオ、釣り具など多様なショップのウェブサイト(住所も異なる)があるのですが、それらのサイトの電話番号が全て同じになっています。またその電話番号が詐欺サイトである、などという英語の書き込みも発見しました。

アドバイス

購入前にお店の評判や実体、支払方法などの契約条件をよく確認しましょう。

購入する前に、サイトにお店の「電話番号」、「住所」の記載があるか、それらが実在するかなどを確認しておきましょう。海外のお店の場合、日本のお店にくらべて実体等が分かりづらいことが多いので慎重に検討しましょう。
このほか、インターネット上の評判等も参考になる場合もあります。すべてを鵜呑みにはできませんが、例えば、「www.xxxx.com(サイトURL)+ scamまたはfraud(いずれも詐欺等を表します)」などで検索すると、海外サイトの場合、英語で評判が書かれていることがあります。これらの機械翻訳などでもおおよその評価の良し悪しは分かると思われます。
契約をする前に、支払方法や解約条件などもしっかりと確認しましょう。特に高額商品を購入する場合はより慎重な判断をしましょう。 商品価格が一般的な流通価格と比べ過剰に安くないか、日本語の表現におかしな点がないかなど基本的な確認も怠らないようにしましょう。 万が一のトラブルの際に返金などの救済手段が用意されているか確認し、そのような方法がある場合には利用するとよいでしょう。 一般的に銀行振込や海外の銀行への送金には消費者保護の手段が用意されていません。あえて、お店からこれらの支払手段を指定された際などはできるだけそのお店からの購入は控えた方がよいでしょう。

万が一トラブルにあってしまったら

  • クレジットカード決済の場合、クレジットカード会社に対して返金の申し立てを行いましょう。

    クレジットカード決済を行っていた場合、クレジットカード会社に対して返金の申し立て(チャージバックや請求停止の申立て)を行うことで、クレジットカードから返金されることもあります。具体的なクレジットカード会社との交渉について、消費生活センターへ相談してみるとよいでしょう。 次のページも参考に、できるだけ早い対応をするとよいでしょう。
    詐欺・模倣品サイトのトラブル(クレジットカード支払)

    また、具体的なクレジットカード会社との交渉について、消費生活センターへ相談してみるとよいでしょう。

  • 銀行振込で決済した場合、消費生活センターまたは警察に相談し、事業者の銀行口座の凍結を依頼しましょう。

    銀行振込にて代金を支払ったが、目的の商品以外の物(粗悪品、模倣品と思われる商品)が到着し、事業者が一向にキャンセルや返金に応じない場合、振り込め詐欺救済法を根拠に、振込先の国内金融機関に連絡し、振り込んだ預金口座等の取引の停止を求めることができます。

    ただし金融機関は通常個人からの取引停止(口座凍結)の要請は受けていない為、振込口座の停止を望まれる場合は、被害にあった本人より、まずは警察へお支払いされた金融機関へ詐欺の疑いが強いことを申し出て頂き、口座凍結に向けて協力を要請しましょう。

    銀行振込ですでに支払いを行った場合については、 次のページも参考にしてください。
    詐欺・模倣品サイトのトラブル(銀行振込・支払済)

    支払い方法は銀行振込を選択したものの、まだ支払いを行っていない場合については、 次のページも参考にしてください。
    詐欺・模倣品サイトのトラブル(銀行振込・未支払)

  • 消費者生活センターにご連絡いただく際は、証拠となる資料(メールのやり取りや事業者のWebページのコピーなど)を持っていくとよいでしょう。

このサイトの落とし穴(CCJからのコメント)

(1)サイトが悪意を持って販売を行っている場合、支払方法によっては解決が困難な点

万が一このような詐欺と思われる海外のサイトに代金を銀行送金などで支払ってしまった場合、最初からだますつもりで販売しているので、代金支払い前は丁寧に連絡をしてくるものの代金を支払った後は一切連絡が取れなくなります。その場合、商品の配送はもちろん、返金してもらうことも大変困難です。
こういったサイトの特徴の一つとして、クレジットカードによる支払方法があるにもかかわらず、銀行振込、送金などの支払方法を指定される場合があります。

ここに掲載する相談事例は、当時の法令や社会状況に基づき、一つの参考事例として掲載するものです。同じようなトラブルであっても、個々の契約等の状況や問題発生の時期などが異なれば、解決内容も違ってきます。